GNSS研修会参加レポート:測量の未来を支える新技術と情報収集の重要性 ┃沖縄那覇市 土地家屋調査士 半嶺当徹事務所

目次

高島先生のGNSSのお話

先日、静岡で行われた高島先生のGNSS(衛星測位システム)の研修会に参加してきました。ここでは、測量技術における最新動向や新技術の導入による業務効率の向上に関する情報を学び、全国の熱心な取り組みに触れることができました。GNSS機器の低価格化や活用の進展についても考えさせられる良い機会でした。私たちもこうした新たな知見を積極的に取り入れる重要性を改めて感じました。

高島先生とも久しぶりにお話することができ、覚えてくれていて嬉しかったです。沖縄にもぜひ講師として、来て頂けることを願います。

かなめ測量

あわせて読みたい

GNSSの低価格化がもたらす土地家屋調査士界の変革

近年、GNSS機器の価格が驚くほど低価格になり、多くの調査士が導入しやすい環境が整ってきました。ドロガーの製作者である矢口社長から製作秘話を聞くことができとても興味深かったです。高島先生との関わりもあり、とても土地家屋調査士が使いよすいように設計されているお話等、ますますドロガーの凄さに気づかされました。GNSSを活用することで広範囲にわたる測量作業が迅速かつ正確に行えるようになってきています。特に、全国のみなさまがそれぞれの地域で新たな手法を模索し、効率的な取り組みを行っていることが印象的でした。

ビズステーション

民間電子基準点の活用方法

さらに、「民間電子基準点」という新たな取り組みも紹介されました。これは、民間事業者がGNSS基準局を自ら設置し、それを周辺の測量作業に活用する仕組みです。基準局の利用が広がることで、測量業務における精度の向上が期待でき、地方でも最新の測量技術を低コストで取り入れやすくなっています。

一方で、私たちはまだ情報が遅れており、こうした技術を導入するための知見を積極的に得る必要性が再確認されました。最新技術に関する情報を常にアップデートし、必要であれば自ら足を運んででも学ぶ姿勢が重要だと痛感しました。

善意の基準局掲示板

あわせて読みたい

善意の基準局チェッカー

あわせて読みたい

バーチャル静岡の活用の話

静岡で行われている「バーチャル静岡」のプロジェクトについてもお話がありました。これは、点群データを活用して静岡県のバーチャルモデルを構築する取り組みであり、災害予防や都市計画、建築設計など幅広い分野での活用が見込まれています。点群データは地形や建物の詳細な三次元情報を含んでおり、リアルな再現性があるため、色々はシュミレーションが可能になってくると思いました。

県全体を点群測量するとは凄いことなりました。測量はもう必要なくなるんじゃないかと思ったくらいです。

VIRTUAL SHIZUOKA構想

静岡県公式ホームページ

桜町測量の取り組み

また、桜町測量の溝田先生による講演もあり、積極的な取り組みや最新技術の現場活用について学ぶことができました。自分の経験をブログにあげてくれるので、ドロガー使用者はとてもわかりやすく活用させてもらっています。今回直接お話を聞くことができ、おもしろい先生だなと感じました。専門性を磨くことは大切ですね。

沖縄でもこのような先進的な取り組みを参考にしたいと思います。自ら情報を得る努力を惜しまない姿勢が、地域での測量業務の向上に不可欠であると改めて感じました。

桜町測量

桜町測量ウェブサイト

SLAMの活用について

SLAMとは、「Simultaneous Localization and Mapping」の略。これを日本語にすると「Simultaneous=同時に起こる」「Localization=位置特定」「Mapping=地図作成」となり、「位置特定と地図作成を同時に行う」という意味のようです。

実際の機械の実演があり、どのように実務に活かすかという話は、とても今後の参考になり刺激的でした。こんな技術の革新で日々の仕事のやり方が変わっていくんだろうな、と思いました。今後私たちも取り入れて行きたいと考えています。

参考サイト

デジコン

デジコン
SLAMとは?〜 LiDAR測量でもよく聞くSLAMについて解説 〜 【測量のことイチから解説】 | デジコン SLAMとは?〜 LiDAR測量でもよく聞くSLAMについて解説 〜 【測量のことイチから解説】

今回は以上です。

最後までありがとうございました!

====================

土地家屋調査士法人半嶺当徹事務所  

〒900-0023 沖縄県那覇市楚辺1-17-18 3階  

TEL 098-833-6156 FAX 098-833-6175  

hp hnmn.jp  

====================

目次