社内勉強会 軍用地の分筆登記について
軍用地の相談はどういった時に起きるのか、
私たち土地家屋調査士の手続きはどういう流れになっているかを
整理する意味で話合いを行いました。
相談の背景としては、主に下記の場合かと思います。
- 相続が発生し相続人で土地を分ける場合
- 市町村が買い上げを行う場合
- 大きな土地を分割して土地売買を行う場合
上記の背景を踏まえて、私たちの依頼としては、
分筆登記の手続きになるのですが、
その場合は測量調査が必要になります。
しかし、基地内は簡単に入ることができません。
また場所によっては入れない場合もあります。
具体的にはどのような流れになっているか、
軍用地の分筆登記申請までの流れ、期間についてまとめてみました。
基地内に入れる場合です↓
- 相談
- 見積書作成 基地内に入れる場合、入れない場合
- 依頼を受ける
- 防衛局へ許可申請の手続き 約1カ月
*アメリカ軍の状況により許可までの期間が変わる可能性があります。 - 防衛局から許可が下りて、基地内の立入まで1カ月
- 基地内に立入り、測量調査 約3日間
*敷地が広い場合、期間延長の可能性あり。 - 分筆登記申請 約2週間
- 完了納品
スムーズにいっても約3カ月かかります。
基地内に入れない場合は、図面上での分筆になります。
分筆の際、面積の小数点に気を付けて分筆をしないといけません。
また、場所によっては分筆登記自体がができない場合もありますので、
詳しく知りたい方はお問合せください。費用に関してもお問合せください。
以上、勉強会の感想としては
普段扱うことが多いわけではないが、
私たちだけでなく軍用地に関わりのある不動産会社や地主の方、
防衛局の方にも話合いの場を持ってみたい、と思いました。
以上、社内勉強会レポートでした。
講師をお招きした勉強会や情報交換会を不定期で開催しています。
興味ある方はどなたでも参加OK!開催情報はLINEにてご案内いたします。
土地家屋調査士法人半嶺当徹事務所
〒900-0023 沖縄県那覇市楚辺1-17-18 3階
TEL 098-833-6156 FAX 098-833-6175